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こんにちは!Dr.トレーニングのひろしです。
今回は”リモート化が進む中で効率的にダイエットを促す飲み物”について解説していきます。
オンライン化が進むなかで確実に日常の運動量は減ってきているかと思います。
そんな中、オンライントレーニングやパーソナルトレーニングを受けられて運動時間を確保している方も多くいるでしょう。
また、運動量が減ってきている中では運動中や普段の体を動かす時間をなるべく効率よくダイエットにつなげていきたいものです。
ここで次に目を向けるべきものはトレーニング中のドリンクです。
このトレーニングを行っている最中に何のドリンクを飲むのかでもかなり”ダイエット”の進行度も変化していきます。
多くの方は運動中には、スポーツドリンクを飲まれる方が大半なのではないでしょうか?
しかし、スポーツドリンクをダイエットの相性は決して良くありません。
ここで筆者は「緑茶」を飲むことを強くおすすめします。
今回はこの緑茶とダイエットの関係性を解説していきます。
結論から述べると、緑茶はそこら辺に売られているダイエット飲料よりもよっぽどのダイエット飲料とも言えるでしょう。
①緑茶とカテキン
緑茶は発酵の過程がないため、ウーロン茶や紅茶などに比べて抗酸化作用が強くなります。緑茶に含まれるカテキンも大きく分けると4種類ほどありますが、その中で最も抗酸化作用が強いのはエピガロカテキンガレート(EGCG)です。このEGCGを含むカテキンは脂溶性と水溶性の中間的な性質を持つところにポイントがあります。この性質によって、血漿などの水溶性部分、細胞膜などの脂溶性部分の両方で効果を発揮します。カテキンの活性酸素除去能力は烏龍茶の3~4倍になるとも言われています。
また、カテキンには脂肪分解を促してくれる作用が報告されています。
肥満女性を対象にした研究ですが、緑茶摂取により体脂肪が減少し、ウェストが減り、除脂肪体重が増加し、筋力も向上したという報告があります。
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/23140132/
緑茶には多くのカテキンが含まれているため飲まない選択はありません。
②緑茶とカフェイン
緑茶にはカテキンだけではなくカフェインも多く含まれています。
このカフェインにも脂肪分解を促進する効果が認められています。
カフェインはアデノシンという物質が体内で働かないようにしてくれることが主な働きです。
このアデノシンが働いてしまうと「ノルアドレナリン」の分泌を抑制してしまいます。このノルアドレナリンは脂肪分解を促進するホルモン感受性リパーゼの放出を阻害してしまいます。
つまり、アデノシンが働いてしまうと脂肪分解を促進してくれる酵素の邪魔をしてしまうのです。
カフェインはこのアデノシンの働きを阻害するので、ノルアドレナリンの分泌を増やし脂肪分解を促進してくれるのです。
③今回のまとめ
緑茶にはカテキンと緑茶が豊富に含まれているため飲まないという選択肢はありません。
EGCGやカフェインのサプリメントもありますが、基本的に一日1.5Lの緑茶を飲み切る習慣をつけ得れば十分今回紹介した緑茶の恩恵は受けられると考えています。
市販で売られている緑茶の中で確認した限りだと、「お~いお茶」の緑茶が最もEGCGが含まれています。筆者は基本的に一日中、緑茶とコーヒー、水を飲んでいますので体脂肪も低い数値を保てているのかもしれません。
普通の濃度の2Lの緑茶に含まれているカフェイン量は200mgです。近年は濃い緑茶も各メーカーから発売されています。濃い緑茶はカテキンの濃度も高まりますがカフェインの濃度も高まります。濃い緑茶シリーズは2L当たり平均400mg含まれています。なので、特に濃い緑茶シリーズを2L飲むときは夕方までに飲み切るようにおススメします。