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こんにちは!Dr.トレーニングのひろしです。
ここで一言!
寝だめは意味ありません。
週末いっぱい寝たはずなのに月曜日が憂鬱だ!
このような経験はないでしょうか?
「週末くらいいっぱい寝かせてくれ!」
気持ちはとてもわかりますが科学的に寝だめには意味がないことが証明されています。
また、そのような睡眠習慣は脳のパフォーマンスを下げてしまうのでやめたほうがいいでしょう。
今回は寝だめが意味ない理由を、ペンシルベニア州立大学の研究をもとに説明していきます。
また、最後に「でもいつもよりは寝たい!」という人へどのくらい寝ても大丈夫なのかも書いていこうと思います。
①寝だめダメ絶対
「平日睡眠はとれていないけど、休日たくさん寝れば挽回できる(睡眠挽回策)」と考えている人も多いでしょうが、ペンシルベニア州立大学の研究によって、睡眠挽回策が間違えであるとこがわかりました。
13日間に、8時間の睡眠を4日、6時間の睡眠を6日、10時間の睡眠を3日、順にとってもらいました。
そして、ストレスホルモン、脳波の測定、注意力・集中力にかかわる認知機能を検査しました。
2時間の睡眠削減によって、ストレスホルモンの上昇、脳波の異常、認知機能の低下が観察されました。その後、10時間の睡眠を3日とる(寝だめの再現)と、ストレスホルモンは低下し、脳波も正常化しましたが、認知機能だけは回復しませんでした。
つまり、「睡眠不足をしても、週末などでたっぷり寝れば回復する」というのは間違いだったわけです。
平日に睡眠を削って抱えてしまった睡眠負債は、週末のたった二日では回復しません。
この「寝だめ理論」で日々を過ごしていると常に認知機能が下がってしまって本来の自分の能力をだすことはできません。
野球で例えると、本当は160キロ投げれるピッチャーが140キロをずっと投げているようなもの!こんなにもったいないことはありません。
寝だめ理論は自ら自分の可能性をつぶしてしまっているようなもの。
また睡眠をつかさどるホルモンのメラトニンは体内時計でコントロールされているため、寝だめをするといつもの睡眠習慣が狂ってしまいます。
なので、日々自分の能力の最大限を出したいのであれば「寝だめ」はせずに日々7~8時間の睡眠習慣を心がけることが大切です。
②寝だめの最低ライン
寝だめはいけないと分かりつつも休日のいつもより長い睡眠は気持ちいですよね!
私も分かります!笑
なので、この時間までだったらいつもより寝ても睡眠習慣が狂わないラインのご紹介します。
結論から言うと、いつもの起床時間からプラス2時間が限界だと考えてください。
平日7時に起きる人が週末11時まで寝ると、睡眠覚醒リズムが後ろに4時間もずれこんでしまいます。週末夜に眠気がでなくなり、月曜の起床がだるくなるパターンです。
睡眠覚醒リズムが4時間ずれ込むということは、平日7時起きに人が夜中の3時にたたき起こされるようなものです。
プラス2時間までなら医学的にも睡眠覚醒リズムに大きな影響はないとされているのでプラス2時間までにした方がいいでしょう!
③寝だめ防止にオンライントレーニング
寝だめをやめようと思ってもほとんど人が挫折することでしょう。
人間に意思は弱いのです。
自分の目標を達成するために最も有効なのが他人との約束です。
オンライントレーニングを予約してしまったら、朝起きる他に選択肢はありません。
また、運動をすることによって快適にその日を送ることができます。
オンライントレーニングは自宅でもできるため、このように生活習慣を強制させるのにうってつけです。是非、生活習慣を変化させるためにオンライントレーニングを予約してみてください。