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こんにちは!
Dr.トレーニング恵比寿店スタッフの松橋一真です!
最近になって、花粉による影響がもろに出てきた気がしますが、
みなさんはいかがでしょうか…?
花粉症対策の商品CMにも敏感になってきた気がします😅
そこで、今回はこの時期にピッタリであろう、「花粉症」にフォーカスしたお話を
していきたいと思います!
花粉症はなぜ起こるのか?
花粉症は、簡単にいうとスギやヒノキなどの植物から生じた花粉から生じる
「アレルギー」です。
これが私たちの鼻や目に生じ、「アレルギー性鼻炎」や「アレルギー結膜炎」を起こします。
↓ざっくりとではありますが、花粉症のメカニズムをまとめました!↓
①私たちの鼻や目から侵入し、体内でそれらを「異物(アレルゲン)」と誤認する。
②マクロファージという細胞によって異物の情報が送られ、
体内で免疫機能を果たしているリンパ球にて抗体が作られる。
(ちなみに、ここで作られる抗体のことを「IgE抗体」といいます)
③これによって、今後同じ異物が侵入してきた時に
これらを体内に留めないようにするため、体外に排出しようとするシステムが働く。
④再度花粉が侵入してきた時に体内の肥満細胞を中心に、
アレルゲンを放出する働きを持つ「ヒスタミン」や「ロイコトリエン」
といった物質が体内で活発に働く。
⑤この2つの物質が主となって神経や血管に刺激を加え、くしゃみや鼻水(アレルゲンを体外に排出)、鼻詰まり(アレルゲンの侵入を防ぐ)が生じる。
目に関しても同様のアレルギー反応を起こし、充血(血管拡張)や目の痒み、
涙が出る(ともに知覚神経への刺激)といった症状につながる。
長々と説明してしまいましたが、簡潔にまとめると、
「体内に花粉という異物が入り、それに反応して生じるアレルギー症状」なんだと
思っていただければと思います✊
しかし、花粉自体は元々無害で、当然ながらこの時期になっても全く花粉症の症状が
出現しないという方もいます。
ではなぜ症状が出る人が出てきてしまうのか??
これには、遺伝的要因や住んでいる地域の環境的要因、大気汚染による反応の変化
など様々で、明確な原因は未だ明らかになっていないとされています…。
ハッキリとした答えが出せず、申し訳ないです💦
食事と花粉症の関係性
しかし、それでも症状がある人からしたら少しでも和らげたいですよね!!
そこで、いよいよ本題に入っていきたいと思います!
ズバリ、花粉症の症状を食事によって改善するために重要となることは、
「良好な腸内環境の維持」になります!
これしかないの!?と思われた方もいるかもしれませんが、
食事だけで花粉症を完全に改善するにはやはり限界があります…。
しかし、侮ってはいけません。
この良好な腸内環境を維持するということは、花粉症に対する体内の役割としては
非常に大きなものになりますし、アプローチ方法も多彩です!
さらに、腸内環境を整えるために最も重要なのが、
「食事」から栄養を摂ることになるので、食事によってできることの数こそ少ないですが、
その重要さを考えると決して疎かにすることはできないですね!
また、花粉症に限らず、皆さんの「健康」面全体においてもアプローチが可能なので、
ぜひ最後まで読んでいただければと思います🙇♂️
なぜ腸内環境を良くすることが大事なのか?
さて、腸内環境に対するアプローチについても後々話していきますが、
まず、なぜ腸内環境をよくすることが重要なのかについて説明していきたいと思います!
先程簡潔に述べた、「花粉症が起こるメカニズム」のところでも登場した
免疫ですが、この免疫に関わる細胞の約7割は私たちの小腸や大腸といった
「腸内」に存在するといわれています!
つまり、私たちの腸の状態を整えてあげることで、体外から侵入してくる異物に対して
免疫機能を発揮し、私たちの体に異変が起こらないように守ってくれているのです!
腸内にはおよそ1000種類もの細菌がいるといわれており、
合計の数となると100兆個を超える多さとなります!
※ちなみに、ヒトの体を構成するための細胞(体細胞)は
およそ37兆個といわれており、腸内細菌はその倍以上の数がいるということになります。
このことから、
腸内細菌がいかに体内での影響力を持っているかお分かりいただけるかと思います!
良好な腸内環境を維持するためには何をすればいいのか?
では次に、腸内に存在する菌とその菌たちによる腸内環境への影響についてお話ししていきます!
先ほどもお話ししたように、腸内にはおよそ1000種類が細菌が存在しています。
そして、それらは「善玉菌」・「悪玉菌」・「日和見菌」の3種類に分類されています。
前半の2つはほぼほぼ名前の通り、体に良い影響を及ぼすか悪い影響を及ぼすか
で分けられています。
日和見菌は、その時の体の状態に合わせた働きをする菌です。
善玉菌・悪玉菌のどちらが優位に働いているかによって体の状態も変わってくるので、
そこに加勢して働くといったイメージですね。
ですので、良好な腸内環境を作るために大事になるのは、
悪玉菌が活発にならないように「体内の善玉菌の割合を増やすこと」になります!
腸内の善玉菌と悪玉菌は常に自分たちの持つ働きを強めたいがために、
腸内で縄張り争いをするかのように戦っています。
つまり、ここで善玉菌の働きを優位にして悪玉菌を活発にさせないために、
私たちの普段の食事で善玉菌のエサとなる栄養を送ってあげる必要があるのです!
ちなみに、仮に悪玉菌が体内に全くいないという状況になってしまうと
かえって善玉菌の働きが弱まってしまうといわれているので、
あくまでも悪玉菌優位の環境を作らせないことが重要だと思っていてください!
(理想的なバランスは、善玉菌:悪玉菌:日和見菌=2:1:7といわれています!)
まとめ
今回は花粉症と食事を結びつけて、腸内環境の重要性について話していきました!
元々花粉症の症状があった人でも、腸内環境が悪くなってしまうと
アレルギー反応は出やすくなります。
そのため、私たちの腸内環境を良い状態に保つことで強い免疫機能が正常化され、
アレルギー反応を抑えてくれます!
今回は、腸内環境を良くするために大事となる食事の具体的な事柄(栄養素や食材など)
についてはあまり触れられなかったので、その部分についてはまた後日お話しさせて
いただければと思います!
それではまた!✋
Dr.トレーニング 恵比寿店スタッフ
松橋一真